南房総・鴨川市小湊温泉の旅館 満ちてくる心の宿 吉夢花見月によせて・・・。

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イメージ:吉夢通信

2025.04.26女将通信

花見月によせて・・・。

緑一色の山々に、紫色の藤の美しい季節となりました。
こんな所にも、藤の木があったんだなと、気づかされ、
咲いてその存在を示し、楽しませてくれております。

3月に、ミニとまとの種蒔きから始め、双葉から四葉になり、
一雨毎に、毎日すくすくと育っているトマトや茗荷、おかわかめの成長が、
私の、朝一番の楽しみになっております。
気が付けば4月も末を向かえ、連休に突入といったところで、
遅まきながら、パソコンの前におります。

新入社員さん達も、毎日、元気に笑顔で頑張ってくれております。
黒一点の男性1名は、毎日玄関前でお客様の受け入れ、
お車の誘導等、張り切ってやって下さっております。
忙しい5月の連休が明けましたら、社員旅行!!
今年は、「皆で沖縄へ!GO!!」
もう、南国は梅雨入りとなるのか?傘いらずで過ごせるのか?
どちらでも、結構!!
それは、皆でワイワイがやがや行かれて、どこでも、楽しいからです。
今回も、総支配人が、色々計画して下さり、
社員さんとの旅行は、いつも行く前も、行っている間も、行った後も楽しい旅となるので、
私もワクワクが止まりません。

来週の初めには、釜替え、冬の炉から、夏の風炉へ、
お茶室も、季節の模様替えとなります。
私が、エレベーターの前のスペースを、季節に寄って替えるのも、
お越しくださったお客様に、折々の季節や行事を味わって頂きたいとの思いで、
やらせて頂いております。

3月から4月初旬は、忙しい毎日でしたが、
現在は、嵐の前の静けさと言った所でしょうか、
身体に体力を温存期と申しましょうか。
何しろ、この年となりましたら、
1日々をつつが無く、元気で過ごせます事が何より一番のお大切事。
身体は以前より動きが悪くなっていても、
お客様をお迎えする、ロビーでの声は、若い方にも負けない意気込みで、
毎日、やらせて頂いております。
大きな声で、お迎えは若さの秘訣となりますでしょうか。
 

随分陽の落ちるのも、遅くなりました。
沈む夕陽を眺めながら、
お風呂に浸かる、良い季節到来。
どうぞ、ゆっくりお過ごし頂けます様、
お早目に、おいで下さいませ。
社員と共に、皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。
春の草花が芽吹き、山々は新緑に包まれ、
波は、寄せては返すを繰り返し、季節は静かにめぐってまいります。
今日も、大自然の営みに、生かされ許され、大きな感謝!!

先日、前世の記憶を持つという少年が、
偶々、テレビで語っていたのを、見ました。
1人は、第二次世界大戦時、戦艦大和に乗っていたという少年、
1人は、知覧から飛び立った特攻隊員だったという少年。
真偽の有無は、視聴者にお任せする事にして、
私達は、どちらにしても、
この現世は、たった一度の人生を頂き、
今日を生きているのは、紛れも無い真実。
明日は誰にも分からないなら、やはり、
今を精一杯生きる事が、何より先決で、
その道は必ず開かれて行く。
偉そうな事を言うつもりは、毛頭ございませんが、
「若いうちの苦労は買ってでもしろ!」と、父代わりの兄に送り出され、
「どんなに、朝早くから夜遅くまで働いたって、ここの蜘蛛の巣ひとつ、次男の嫁のあんたの、
自由になる物なんて無い。」なんて、社員さんに言われながらも、
見えない何かを信じて、二心無く夫婦でやって来た事が、
間違いなく、今に繋がっていると、強く思えるこの頃でございます。
 

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