2022.10.21女将通信
神無月によせて・・・。
雲は入道雲から、鰯雲へと変わり、
すっかり秋の空へと、模様替えとなりました。
数年前に千葉を襲った大型台風以来、我が家の金木犀は元気を無くし、
元々まだ大きな木に育って無い所に、塩風にあたられ数年、時期になっても花がつかず、
半分諦めていたところ、数日前に僅かに漂ってくる香りに目をやると、
葉の陰に、黄色の粒のような花が、びっしりと付いて鼻を近づけると、
あの何とも言えない芳しい香りに、蘇って咲いてくれたと、朝から幸せな気持ちとなりました。
リニューアル工事も着々と進み、２階お食事処のお皿の選定や、決める事が多々あり、
それでも、一つ々生み出す苦労や楽しみを、現在、息子は毎日感じながら過ごしていると、
それはそれで、親の私から見れば、この様な有り難い機会は、
人生に置いても、そう在る物では無く、
まだ社長や私も元気でおり、声が掛かれば、何でも相談に乗れ、助言も出来る、
このチャンスを有意義に、有り難く使って貰えたらと願っております。
コロナ感染も落ち着き始め、日本国内はもとより、
訪日外国人観光客の受入れも始まりまして、
このまま、経済が活性化されて行く事を、祈らずにはいられません。
全国旅行支援も始まり、一時は全国のサーバーがパンク状態となりまして、
他のホテル・旅館同様、吉夢も全く予約が流れてこなく、
沢山のお客様から、問い合わせのお電話を頂き、ご迷惑をお掛け致しました。
先日、社長と共に、オミクロン対応ワクチン接種も済み、
今回は、三回目までと比べまして、熱は当然の様に出ましたが、
接種の翌日一日で、殆どの辛い症状も無くなり、
やはり段階を踏んで順々に、接種した事が良かったのか？
身体の受け入れ態勢が出来てきたのか？
（こんな事を申し上げると、ワクチン反対派の方にお叱りを受けますでしょうか。）
私は自己責任において、接種を希望しました事を、一言申し添えておきます。
また、今回もオミクロンワクチンを社員さんも、龍宮城スパ‐ホテル三日月さんのご好意で、
１１月には職域接種のお声掛けを頂きました。
変わらぬ日常の中に、沢山のお陰様が働いていると強く感じるこの頃、
今日も大自然と共に生かされ許され、大きな感謝！！
私共の社長、朝のルウティーンと申しますと、
起きまして直ぐ、晴れなら当然、曇りでも庭に出て、しばし祈りを捧げます。
私達を生かして下さっている万物の象徴太陽神、天照大御神に一番にご挨拶申し上げ、
その後、我が家の神棚に、お水お茶を差し上げ、同じ様にご先祖の御宝前に、
その日が、亡くなられたどなたかの月の命日であれば、
存命中の嗜好品のコーヒー、お酒等を上げさせて頂いており、
その祈りは中々長いもので、それは昔からの習慣となっております。
以前、娘が海外に赴任していた義弟のところへお世話になった際、
叔父さんが朝、お水、お茶を差し上げて手を合わせていたと、話しておりました。
吉田屋旅館の時代、義母は旅館の朝の仕事が忙しく、
御宝前のお給仕は、2人でやっていたそうです。
その習慣は、一日も休むこと無く６０年以上続いており、
お商売をやらせて頂いていて、時折奇跡と思われる事にも幾度と無く遭遇し、
「社長は持ってますね！」と言われる事も多々有るようですが、『我の力にあらず』。
目に見えない幾千万の神仏、先祖の思いが、見守り、後押し下さって今日に至り、
年を重ね、お陰様と思わないではいられない、この頃でございます。
