南房総・鴨川市小湊温泉の旅館 満ちてくる心の宿 吉夢暮古月によせて・・・。

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イメージ:吉夢通信

2022.12.25女将通信

暮古月によせて・・・。

2022年も、余日少なくなりました。
小湊の海は、寒さが増す毎に、真水のように、海面は透き通ってまいります。

9月より取り掛かっておりました、リニューアル工事は、無事完成となり、
先日は、関わって下さった設計の先生や、建設会社の社長様方にお越し頂き、
最終チエックも済みまして、引き続き夜は、心ばかりの慰労会を開かせて頂きました。
これから2階のレストランでご提供する料理の、試食会も兼ねて、
料理長が腕によりをかけて、振る舞って下さり、
皆で選びましたお皿に、綺麗なお料理がのりまして、孫にも衣装・・いえいえ、
格段にお料理が、衣装に映えて、見て良し、食して良し!となり、
お陰様で、美味しいお食事と美酒に酔った一夜でした。

社長もその折の挨拶で申しましたが、このリニューアル工事は、奇跡の連続であった事、
素晴らしいお部屋やお食事処という仏を、皆さんが一生懸命に作って下さったので、
我々はこれから、その中に魂を入れてご恩をお返しして行きたいと、その様な感謝の言葉で、締め括っておりました。
ここまで来れましたのも、常日頃吉夢をお支え下さっている方々のお陰様もあり、
今年の初めには考えもつかない改修工事でした。
円安、海外からの物流の入って来ない状態もあり、
目に見えない、沢山の大きな計らいを頂戴しての、完成であったことは申すまでもありません。
 

先日、来年から鴨川旅館組合と合併となる、
天津小湊旅館組合の解散式を、吉夢でやらせて頂きました。
私も、若いルームさんに混じり、久しぶりにご宴会会場に入らせて頂き、お給仕を。
コロナ禍で、めっきり団体のお客様も無くなり、
願わくば、彼女達の足を引っ張る事だけはするまいと、必死にやらせて頂きました。
当日の爆睡は言うまでも無く、翌朝はいつもの痛みとは別の箇所が・・・。
年を重ねる寂しさを感じた出来事で・・全くトホホでございます。

先日朝もロビーで若いお二人のお客様に声を掛けられまして、
「女将さんですか?いつもブログ読んでますよ、誕生寺に朝活大変ですね!」と、
いえいえ、私は月に一度の発信で、朝活は別の女性がやって下さっていると申し上げ、
有り難いですね、吉夢通信をいつも読んで下さり、お越しになり、お声掛け下さいました。
吉夢通信発信の隠れた広報レディS・H女史、今年のブログ発信も300回を超えたと・・。
今年の目標をご自分で決めて、休日返上で色々な所にお出掛け下さり、
いつも、身体と時間と自腹を使って、取材して来てくれております。
館内には朝はバイキング場、昼間は、事務等と諸々の雑務を担って下さり、
夜はお食事処と多岐に渡り駆けずり回り、たすく掛けの見本の様な方に助けられ、
他にも、私の目の届かない所で、陰日向なく働き、支えて下さるその様な社員さん方のお陰様で、
コロナ禍3年目、吉夢もここまで辿り着けました。

来たる年も、お客様にごゆっくりとお寛ぎ頂ける館内作りに、倦まず弛まず、
社員さんと共に明るく働き、周りの方々に心を砕いて参りたいと、一途に願うこの頃。
夕陽は、寒風の空に輝きを増しながら、山へと帰ってまいります。
来たる年は、争いの無い、穏やかで平和に満ちた年となります様、
深い祈りを込めて願い・・今日も生かされ、許され大きな感謝!!
 

月並みですが、今年もあっという間に、過ぎてしまい、
月日の経つのが、私の中で、超スピード化しております。
総料理長の黄綬褒章祝賀会の折、
吉夢創業93年の今、2人で100周年目指して行きましょう!と、社長と総料理長が話しており、
私も、その時には好々婆々となり、末席でチョコンと座り、
若い息子夫婦の晴れの姿を見守る事が出来たらと、
今から楽しみに、頂きました日々を謙虚にそして大切に、
社員さんと共に、過ごして参りたいと願う、
2022年の年の瀬でございます。

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