南房総・鴨川市小湊温泉の旅館 満ちてくる心の宿 吉夢花見月によせて・・・。

吉夢通信満ちてくる心の宿 吉夢の日常を
スタッフがお届け

イメージ:吉夢通信

2023.03.24女将通信

花見月によせて・・・。

三寒四温、ひと雨ごとに寒さも緩み、
日差しが、春のおとずれを告げる頃となり、
梅、桃、桜と、順々に咲きはじめ、
冬の寒さから、待ちわびていた、
心躍る季節がやってまいりました。

コロナ規制緩和に伴い、マスク着用が個人の判断に委ねられる事になりましたが、
まだまだ、外での着用者を多く見かけますし、
当館も、来館頂いたお客様の判断にお任せしておりますが、
社員さんには、従来通りとお願いしております。
武漢から始まり、クルーズ船、マスク不足、リモートワーク、在宅勤務と、様々な言葉が使われ、3年が過ぎました。
コロナ禍、キャンセルの大波にも襲われましたが、
「商売は崖っぷち」の先代の言葉を、何度も心に言い聞かせ、
その後、政府のGOTOキャンペーン、全国支援割に救われ、有り難い事に、今日に至っております。

吉夢の外国からの社員さん方も、渡航緩和となり、
昨年から、続々と故郷に里帰りの方々が、多数おられました。
働いたお給料を一生懸命貯めて、きっと日本のお土産を、沢山持ってお帰りになった事でしょう。
お留守番組は、その分忙しい思いをしましたが、
皆、暖かく帰って来たメンバーをお迎えし、
自国で結婚式をし、新妻を置いての帰国で、
元気の無かったスタッフに、こちらでミニ披露宴をサプライズで開催し、
皆で祝った事もございました。
そんな奥様も日本に来られ、今は一週間に一度の日本語学級に通い、
就労ビザ取得に、頑張っておられます。
また反対に、貯めたお金で、お母様や姉妹を日本に呼び、観光旅行に案内した方もおいでです。
皆、真面目に気持ちよく働いて下さり、
忙しい毎日も、彼らが居てくれたお陰で、
乗り切れていると言っても過言ではありません。
良く私申しますが、吉夢の沢山の宝物の一つです。
3月の後半には、高校を今年卒業した2名や外国の方数名を、新たにお迎えいたします。
吉夢号は、また新たな乗船員を迎え、春の海に出発進行です。

ここ数日、雨模様の房総小湊、
3月下旬から4月上旬に振り続く時期を「菜種梅雨」と申すとか。
春から夏にかけて、植物の成長を促す大切な雨なので、
「今日も雨~!お客様に夕陽を見て頂けない!」なんて、
言ってはいけないのですね、
今頃、山では竹の子も一雨ごとに、ニョキニョキと頭を出して行く事でしょう
いつも今日が初めの一歩!
輝く春光の中、今日も生かされ許され・・・大きな感謝!!

やった~!!やってくれました~!!侍ジャパン!!
メキシコ戦、劇的なフィナーレに思わず泣きました~!
アメリカ戦は、ドキドキが止まらず、3×2で優勝とは、誰が考えた事でしょう。
大谷選手や菊池選手を育てた、
花巻東の野球部の佐々木 洋監督が以前、
「お前は運がいい、運がいい」と言われ続け、
「菊池遊星を獲得できて運がいい」「棚ボタで選抜に出て準優勝した」とか言われ、
前は「俺だって努力しているんだ」とムッとしていたと。
でも、最近、運というのは、運をつかむために自らをコントロールしている人のもとにしか、
こないんだなと分って、素直に喜べるようになったと、話されていました。
そして、運気を上げるための4つのポイントが、
1つは言葉、2つ目は一緒にいる人、3つ目は表情、態度、姿勢、身だしなみ。
そして最後の4つ目は、やはり感謝と謙虚さだと。
態度が横柄だったり、悪口ばかり言っているチームは、
人がどんどん遠ざかって行き、
何をやってもツイてる人と、何をやっても空回り人の差は、
この4つではないかと思っていると、締め括っておいででした。

年を重ねた私が、後一つ付け加えるとしたら、
何に対しても、布施の心が大切と、
生家の母や会長という、お手本を見ながら、心掛けて参りました。
それは人に向ける笑顔であり、奉仕の精神=ボランティアと言われるものであり、
己れの大切な物を、惜しげ無く人様へ差し出す、貧者の一灯の心だと。
それによって、ピンチと思える時に、何故か不思議と救いの手が伸び、
随分助けられて来たと、長い年月、折々に感じてまいりました。
私は、あと一つ、幸せを呼び寄せるものは、布施の心だと確信を持って、申し上げられます。
 

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