2023.07.26女将通信
文月によせて・・・。
夏本番を迎え、空も海も、真っ青!
白い雲は、静かに流れて行き、
welcome小湊!!ようこそ小湊へ!と、私共も、
お迎えの準備も、滞り無く済ませました。
これから、忙しい1か月となりますが、
やっぱり夏は、暑くてしんどくても、海岸や街全体に人が増え、活気があり、
ワクワクが止まりません。
来月の4日からは、以前からお知らせしております、
連夜の花火が、目の前の防波堤から上がります。
最近は全国各地で、人の問題、場所の問題と、
諸事情から、花火大会の開催が中止となり、
近隣でも、鴨川市の花火大会、天津の花火大会も中止と聞き、
こちらでも7月は、お祭りも山車やお神輿が無くなり、
時期が来ると、いつも聴こえてまいりました、
漁村センターからのお囃子の音も無く、
コロナ禍から、私達の生活や周辺も、大きく様変わりし、
変わっていく事は致し方ないとしても、
少し寂しい気がしております。
台湾の客室係のM子さんも、もっとお祭りがあると良いと…。
チョコバナナが食べたいそうです。可愛いですね!
社長も、子供の頃、1年に一度の誕生寺の御会式が楽しみだっと、
懐かしい思い出です。
お子様広場も、お越し下さいましたご家族やご友人に、
ひと夏の思い出作りのおひとつに、加えて頂けたらと、
ここの所、毎晩5時より開催しており、ロビーで働いておりますと、
エレベーターから降りていらっしゃるお子様に、
夕方5時が来た事を、知らせて頂いている次第です。
お子さんも楽しい…それを見ているパパもママも、
ジージもバーバも楽しい…、みんなが笑顔に包まれる…、
それを離れて見ている私共も、幸せな時間なのでございます。
若女将の発案で通年行っている、スタンプラリーも、好評で、
とても楽しんで頂き、先日のアンケートでも、
「大人の私もやりたかったから、やってしまった!」と、
御免なさい!思いがけ無い事に、読みながらクスッと笑ってしまいました。
内浦湾を、行き交う船を眺めながらお風呂に浸かり、
美味しいお料理、日頃の忙しい生活から離れて、夜空の星を数えたり、お部屋で遅くまで語り合い。
翌朝、皆さまの笑顔を仰ぎながら、お見送りが出来ましたら、
宿業として、これ以上の喜びはございません。
昔ながらの、お部屋食、料亭阿うん、グリルレストラン五感、
ハーフバイキングのお食事処夢あかり、同じく清澄会場、
多人数様用の小宴会場と、
その時のお客様のご要望に合ったものを、プランからお選び頂けましたら、後はどうぞお任せ下さい、各セクションのスタッフが、全力で、その場ゞで、最善に動き、働きます。
コロナも五類へと移行し、
今年の夏を、無事に迎えられました事が、何より有難く、
笑顔で皆様にお会い出来ます事を、今から楽しみにしております。
お越しの際は、どうぞお気をつけてお越しくださいませ。
今日も、夕陽は大きな日輪となり、光を放って山へと帰ってまいります。
未だ至らぬ我が身に、日々心の成長をと祈り、
今日も生かされ許され大きな感謝!!
以下、陶芸家の北川八郎さんのエッセイです。
物事の繁栄のためにまず大切なのは、
「喜びを与えること」と「感謝する」こと。
熊本地方の方言に『もち投ぐる(投げる)とダゴ返る』とあります。
誰かにモチをあげると、あんこの入った団子になって自分に返ってくる、
人に善意と好意を与え続けていると、
それ以上のものになって自分に返ってくるという普遍の法則が働いてきます。
この世界には、このような法則が厳として存在します。
繁栄は、まず喜びを与えることから始まるのです。
決して奪うことや儲けることではありません。
生きていくうえでは、お人よしでも、多少人よりテンポが遅くても、
流行のバスに乗り遅れてもいいのです。
また、人から貰ったものを自分の周囲に返そうとします。
喜びを与えられたら喜びを、憎しみを与えられたら憎しみを、
いじめられたら怒りを返そうとします。
難しい話ではありません・・・・。
大事なのは、利益よりも先に信を選び、品物をうることや売り上げを目指すのでは無く、
信を得ることを身につけることです。
銀座の真珠会社のナンバーワンの社員は高いものを売りつけず、
お客様の予算の中で一番ふさわしいものを探し、
値よりも信を買ってもらうことでナンバーワンを、保ち続けています。
大分の自転車屋さんは、修理大好き自転車屋と看板し、
人の役立つことに生きがいを感じ、たくさんの人の好感を買っています。
「利よりも信を」「拡大よりも充実を」と、語っておいでです。
先代の義父は、信用を得るには何十年もかかるが、
信用を無くすのは、一瞬の事だと諌めたと、社長や義母から聞かされました。
私もつい、目先の利益に振り回されがちですが、
何事においても、お商売は、両の手でさしだす心=真心を、忘れてはならないのだと、
改めてまた、教えられた思いが致しております。
心新たに、夏を社員さんと共に駆け抜けます。