2023.12.24女将通信
暮古月によせて・・・。
ここ数日、春の風を思わせるように吹き荒れた風もおさまり、
今日は打ち返す波も、穏やかな師走の小湊です。
私の中で、年末までのカウントダウンが始まりました。
あれをして・・、これを注文して・・と、
頼み忘れは無いか、確認しながら、チエックを入れて行き、それも粗方終わりに近づいて参りました。
今年も、思い返せば色々な事がございました。
館内客室のリニューアル工事も、2期を無事に終えまして、
迎える2024年の3期を残すばかりとなりました。
少しづつですが、快適にお泊り頂ける設えも整い、
お料理の方は、言うまでも無く、
日々、気持ちの良い接待をと、そちらの方も、折々に勉強会、講習会を開きまして、磨きを掛けており、
社内アンケートでも、連れて来られたお子さんに大変親切だった、食事処やお部屋食でも、
一生懸命やっていた等々、お褒めの言葉を、沢山頂きます。
来られた方はご存知とは思いますが、
吉夢では、小湊 吉田屋旅館の頃より、客室係の方々には、着物を着ての接待をやって頂いております。
それは、日本の方でも、外国の方でも、同一平等に、また皆良く似合っていて、綺麗に着こなして下さってます。
初めて、着物を着た日に、写真を撮られて、
お国のご家族の方に送ってと、元気で働いてますの報告にもなっているのだと存じます。
来年また誂えるにしても、ロビーでも映えるどんな色の着物にしようかと、今から楽しみも広がります。
玄関に入って来られるお客様にも、非日常を感じて頂き、特別感を味わって頂きますのにも、
日本伝統の着物は、お接待の一つの形と、私は捉えております。
私も、殆ど毎日着物を着させて頂いておりますが、
難なく着れる日も有れば、鎧を纏っている様に、重く感じられる日もありますが、
元来着物好きで、今の時期はクリスマス仕様の帯を結び、遊び心も取り入れて楽しんでおります。
今年も頂きました、有形無形のお陰様に深く頭を垂れ、
迎える2024年も、社員さんと共に、笑顔でお客様をお迎えし、
ご満足でお帰り頂けましたら、これ以上の喜びはございません。
吉夢共和国は、来たる年も皆でスクラム組んで、
前進して参りますので、
変わらぬご愛顧の程、伏してお願い申し上げます。
冬の夜、見上げた澄んだ空の月の満ち欠け、星の輝き、
大自然の営みの中、今日も生かされ、許され深い感謝!!
外国の社員さん方も、入社して足掛け3年を迎え、
ご自分の生活も安定したところで、お国から旦那様や、奥様やお子さんを呼び寄せて暮らす方が増えてまいりまして、
それに伴い、住居の心配も増えてまいりました。
過疎化が進み、住む人が居なくなり、空き家が増えて来た小湊の町も、これから、この様な外国の方々が、
宿業の大切な働き手となり、加えて人口も増えて、活気ある町に変わって行くのではとの、私は明るい望みと、願いを込めております。
社訓にもある、社員の幸福,地域社会への貢献とも当て嵌まると言えるでしょうか。
何はともあれ、社員さんの働き易い環境を整えるのも、企業の役割、その辺りもこれから、より1つ々整えていけたらと、望んでおります。
来年も、拙い一方通行の発信となりますが、
どうぞお時間のある時に、お立ち寄り下さいませ。
本年も、吉夢通信同様、ご愛読頂き感謝申し上げまして、ペンを置かせて頂きます。
ありがとうございました。