吉夢通信
出会いに感謝!!
昨日、女将が『旬刊旅館新聞』のコラム「女将のこえ」という取材をうけました。
その模様を取材していただいた瀬戸川礼子様がブログに書いてくれたので、ぜひブログをご覧いただきたくて、そのまま載せさせていただきます。
瀬戸川礼子 kireigoto-de-iko より
東京駅から「特急わかしお」で1時間半。
ちょっと足を延ばせば簡単に、海の宿まで来られるのです。
女将の吉田淑江さんと。出会いに感謝、感謝です。
「吉夢」(きちむ)の客室から。曇り空でしたが、海はいいですね。
晴れていると、向こうの山に日が沈みます。
着いてから知ったのですが、
南房総の小湊は日蓮聖人が誕生した地なのだそうです(1222年)。
それで「誕生寺」というお寺があり、ここは「吉夢」と目と鼻の先。
女将さんとお喋りしながら境内を歩かせていただき、ありがたかったです。
吉夢という宿名も、「ご来館のお客さまに良い夢が見ていただけるように」と、
誕生寺のお坊さんが付けてくださったのだそうです
「そのときは分からなくても、すべてのことに意味があるんですよね」、
「感謝とお陰様。ここしか行き着くところはないと思うんです」
「恩を感じるだけではなくて、恩を返すことが大切」
女将の吉田さんとのお話は、
「そう!」「そうなんです!」と共鳴することばかり。
心の琴線に、じんじん触れる場面がいくつもあり、
実は…、何度か泣いてしまいました。
長いお付き合いをさせていただきたいなあという方にまた出会えて幸せ、
という思いです。
見晴らし抜群の10階(最上階)露天風呂。
駅までは車で3分。送ってくださった社員の方との会話です。
「女将さんも社長もお優しいですね」
「ええ、いつもああなんですよ。怒らないわけじゃないですが、
すごく優しいです。こちらが気づく前に、向こうから走ってきて
声をかけてくれたり」
「へえ、うれしいですよね。
ときどき、『社員に優しくすると甘えてしまうから厳しくするんだ』
という経営者の方がいるのですが、ここは違いますね」
「そうですね。違います。優しくされると甘えてしまうような人は、
厳しくされても、何されても、甘えるんじゃないんですか。
私は、優しくしてくれるからもっと期待に応えようと思いますし、
みんなもそう考えていると思います」
いやあ、最初から最後までいい取材をさせていただきました。
なかなか女将が戻られないと心配をしていたら、とても素敵なインタビューをうけられていました。
この瀬戸川様はこの様な取材のほかにコンサルティング等もやられているそうです。
ぜひ、瀬戸川様の素敵なブログをご覧下さいませ。
文章の作り方がやっぱりプロの方ですね。読んでいてこちらまで嬉しくなるようなブログでした。