吉夢通信
花見月によせて・・・。
青葉若葉の眩しい季節となりました。
春ですね~♪♪
先日、姪の結婚式に出掛けてまいりましたが、
車窓からの風景を眺め、移りゆく景色は、すっかり春の装いとなり、
黄色の菜の花は、早春の頃から今の時期まで、随分と長い時間、
私達を楽しませてくれています。
毎年4月の平日は、新しい年度の始まりでもあり、
比較的しゃかりきに忙しい時期ではないのですが、
今月は、新入社員さんの約2週間の研修を頂き、
また約1ヶ月にわたるシリーズで、日帰りの団体のお客様をお受けし、
頂いてきた営業マンさんも、調理も接客もフロントも、
設営、施設、売店等々、名前があがらなかった諸々の部所も、
皆一丸となって頑張って働いて下さっています。
若い頃、社長も営業で各地を廻っておりましたが、
ご送客下さるお店の方に話を聞いて頂き、カウンターの中に入れて頂くまで、
それは々、何度も何度も足を運び、あの頃は靴の減りも早かったですね。
営業の方は皆さんそうでしょうが、お客さまを頂くまで、大変な思いをし、
1台のバスがやっと来て下さるようになるのです。
嫁ぎました頃、旅館は只待ってましたら、お客さまが来て下さると勘違いし、
全く私、分かっておりませんでした。
駅で番頭さんが、『今夜のお宿はお決まりですか?』なんて、
そんな事は、昔々の話ですね。
現在はネットの時代でもあり、宿泊の予約もネットがかなり増えましたが、
お越し頂き、玄関に一歩、足を踏み入れて下さったら、
そこからは、機械操作では無く、すべて人と人との、かかわり合いとなるのが、
このホテル・旅館業です。
最近は、受動喫煙も大きく叫ばれ、
吉夢でも、現在数ヶ所の喫煙コーナーがございますが、
更に喫煙コーナーを増設する予定で、設計に掛かっております。
来て頂くお客さまに、海を眺めながら、
快適で、ゆったりとしたお寛ぎを提供させて頂く為に、
常に、変化し切磋琢磨してまいりたいと、日々願うものでございます。
折角咲きましたチューリップは、残念ながら粗方雨風で散ってしまいましたが、
我が家の八重桜は、今を盛りと美しく咲いてくれています。
東京には、黒いリクルートスーツに身を包んだ女性の姿が随分目に止まり、
就活ですね、思わずお節介おばさん、「がんばれ!!」なんて、
心で叫んでしまいました。
新人さんも、入社式からあっという間に20日が過ぎ、
皆さん先輩さんと共に、頑張って下さってます。
このまま、連休に突入!!
でも、5月の連休の後には、楽しい社員旅行が待っていまーす。
今年は、お伊勢参りと名古屋の旅♪
豚捨ですき焼き、赤福食べて、ひつまぶし、手羽先食べて、
いやいや、しっかりお伊勢さま・・お参りしてまいります。
数日前と打って変わって、波は穏やかで透明な海面、
人々の様々な思いをすべてのみ込み、大いなる自然に・・・、
今日も生かされ深い感謝!!
春は、別離の季節である。
四季は、春、夏、秋、冬と同じようにあるのに、
どういうわけか、私の別離の記憶は、春であることが多い。
卒業式、入学式、転校、就職、転勤、引越し・・・と、
春は人々がどこか別の世界、場所へ行かなくてはならない出来事が、
他の季節よりたくさんあるからかもしれない・・・・。
苦しみ、哀しみを体験した人たちの身体の中には、
別離した人々が、いつまでも生きていて、
その人の生の力になっています。
だからこそ懸命に生きねばならないのです。
私は今、《さよならが与えてくれた力》を信じています。
( 伊集院 静 大人の流儀7 さよならの力・・より抜粋 )