吉夢通信
霜月によせて・・・。
一朝ごとに冷気が加わり、
火の気の恋しい季節となりました。
11月もあと数日となり、一年のあまりの速さに、只々驚くばかりのこの頃です。
先日、晩秋の伊香保温泉、栃木の湯西川温泉へ行ってまいりました。
お天気にも恵まれ、まだまだ紅葉も残っており、
車窓から移りゆく景色を眺めながら、目指すお宿へ向かいました。
社員さんとの旅行でも、どんな旅行でも、
旅は心をワクワクさせてくれるもので、
そのような仕事に就かせて頂いていることは、
私のような者には気苦労もありますが、有り難い事だと思っており、
社長も、お客様が楽しみに来られ、笑顔でお帰りになられる、
こんな有り難い商売は無い!!と、常々申しております。
だからこそ、社員さんには、時には厳しい事も伝え、
判って頂かなくてはいけないと、思うことも多々ございます。
「人(にん)見て 法(ほう)解け!!」とは、会長の良く使われた言葉。
その人の理解の状態、仕事力を見て、
伝えなさい!話しなさい!と、良く教えて頂きました。
最近、ふとテレビで目に止まった輝く女性。
柴田陽子女史46才、仕事は、ブランド・プロデューサー。
ローソンのヒット商品プレミアムロールケーキや渋谷のヒカリエ等々、
多岐にわたる商品開発、店舗プロデュース、コンサルティング業務を請け負い、
業種業態を超えたプロデュースで独自の地位を築き、
二児のママで有り、代官山に事務所を持つ代表取締役。
大学を卒業後、外食産業の役員秘書となり、
上司のお持たせにも、休日に色々な店舗を廻り、こだわり、
常に気遣いの様子が、垣間見え、
「経営者の傍かたわらで言動を見聞きするのは、
何よりの勉強でした。一流の人ほど周囲への気配りがすごかったり、
『 実るほど 頭を垂れる 稲穂かな 』を地でいっているのを、
目の当りにしました。それは話に聞いたり何かを読んだりして得るものとは、
密度が違います、リーダーシップ、コミュニケーション能力、
マネジメントを学んだあの時期があったから、今があると思います」
事務所のスタッフ曰く、「叱り上手にして褒め上手、
叱られ、褒められ、その反復で人は育つ、その機会を作ってもらえて、本当にありがたい」と。
時流に乗って、羽ばたいている女性に刺激を受け、
私も年を重ね、消えかかった火が、また灯り始めるような、不思議な感覚になり、
人を育てて行く中で、自分がまっ先に育てられて行く、
やはり、「愚直なれど、この道まっすぐに!」との、いつもの思いが湧き出てまいりました。
深秋の夕陽は、人を待たずに沈んでまいります、
お越しの際はどうぞ、お早めに・・。
今日も大自然に生かされ、許され、深い感謝!!
伊香保のホテルには、もうクリスマスツリーが飾られて、
帰ったら早速、私共でもと。
戻り帰りましたら、既にキラキライルミネーションが輝き、
フロントの方達が飾り付け下さっていて、
有り難いな~!!なんて・・。
いつまでも、お客様に優しい宿で在り続けたいと、
スタッフさんに助けられながら、一緒に年末まで、またひと踏ん張り!!