吉夢通信
睦月によせて
お陰さまで、今年のお正月は、
好天に恵まれ、お越し下さいましたお客さまに、
連日、大きくオレンジ色に染まった夕陽をご覧いただき、
目の前の、誕生寺のお山への初詣り等々、
吉夢でのお正月を存分に味わっていただき、
何よりの事と安堵した年の初めでございました。
どこかに出かけまして、鴨川と申しますと、
かならず、鴨川シーワールド、亀田総合病院と殆どの皆さまが、
お答えになる程、知名度の高い病院が近くにあります事は、
私共、お宿業に携わっている者としても、本当に心強く、
身内の病気もさることながら、お泊り下さったお客さまや社員さんの、
突然の体調不良、急病等にも、助けていただき、大変お世話になっております。
私が嫁いだ頃は、お客さまのそのような状態に対応出来る施設が無く、
社長が、夜、閉まった医院の門を叩く事が幾たびもあり、
その度にお医者様から大変お叱りを頂き、
ほとほと困った時代がございましたが、
現在は、何かありましても、亀田総合病院の救命救急センターのお陰で、
直ぐにお連れ出来ますので、
『鬼に金棒』??ちょっと古い言い回しですが、
病院の地域への大きな貢献度は、本当に有り難い事と、
現経営陣の方々、日夜、寝食を忘れて私共の治療に、
あたって下さっている関係者の皆さまには、
この場で、お礼を申し上げたいと存じます。
現在の亀田家のご兄弟の、ご活躍は言うまでもありませんが、
そのご両親にあたる、
亀田俊孝前病院長の「地方にあっても、日本一の医療を目指す!!」という熱い情熱と行動力、
諸々の問題、金策に走り回られた奥様の内助の功、
車の両輪のように、どちらが欠けても、きっと成し得なかった大業を、
ご夫妻で切り開き、並々ならない御苦労の末、
現在の礎を作られたことを、
先達ての地元紙で、私も初めて知った次第でございます。
常々「井戸を掘った方の、恩を忘れない」と、申しておりますが、
房総、鴨川の発展に寄与された亀田俊孝前病院長、
そして奥様へ深い謝意を、併せて申し上げたいと存じます。
只今、鴨川を車で走りますと、黄色の菜の花で作られた絨毯が、
冬の太陽に照らされて、いっそう美しく映え、
ひと足早い、春の訪れを知らせてくれております。
新しい時代の息吹を感じる年の初め、
皆さまにとりましても、良き一年となりますよう、
小湊よりお祈り申し上げます。
ロビーに差し込む夕陽は、まぶしい程の光を放って、
冬の海に沈んでまいります。
今年も皆さまに、良い事たくさんありますように・・・。
今日も生かされ大きな感謝!!
今年も社長と100選に行ってまいりました。
社員さんと、走り回って頂いた、汗のにじんだ表彰状です。
お正月明け、忘れないうちに反省会を開きたいとの申し出に、
言って下さった客室係の方の気持ちが有り難く、
出席させていただき、沢山出ました色々な事、
明日からの糧にしたいと存じます。
ほんの少しでも、ゆっくり牛歩でも、前に進んで行きたいと、
心新たに、誓う今日この頃です。