吉夢通信
葉月によせて・・・。
8月も最終の週となり、ここの所、朝晩は大分涼しくなり、
暑い々と言っている間に、夏から秋へと季節は移り変わっているのですね。
毎日、わき目も振らず走り抜けるように、ここまで辿りつきました。
何やら今年の夏は、公私共に忙しく、
8月始めには、次女の里帰り出産、一年間の神社の当番、
「秋まで身体が持つかしら?」なんて、思っておりましたが、
お陰さまで、その心配も無用となりそうです。
今週に入りまして、社員さん方も、お休みが取り易くなってまいりました。
このお商売、いつも入社なさる方にお話ししますが、
お正月、春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、
かきいれ時にはお休みは出来ません、
それを承知、納得の上で、お勤めいただいております。
『駕籠に乗る人 担ぐ人 そのまた草鞋を作る人』と、昔の人が申しましたが、
この世の中は、様々な職種の方で、成り立っているのだと、つくづく思うのでございます。
お宿業は、毎日色々なお客さまがお越しくださり、色々な事があり、
社長は面白い!!と、申します。
いやいや、私は面白いなんて、とても思えず、
その日その日で、喜んでみたり、腹を立ててみたり、
もんもんとして休む日も、少なからず、あるのでございます。
今年も、お客さまは沢山の思い出をお持ち帰り下さり、
吉夢に、沢山のアンケートを残して頂きました。
これこそ、お商売の神さまの声、吉夢の宝、旅館業の指針。
大事なお時間を、割いてお書きくださった大切なものですから、
問題点は、メモに書き写し、直ぐに伝え直せるもの、
時間がかかっても、直していくものに分けて精査し、
自分の目で確認すべきものは、現場を見、社員さんにお願いしています。
恒例夏仕舞い、近隣のグリーンプラザさんに又々お願いし、
今年も各セクションで、共に汗を流して下さった、
社員さんのお陰さまで出来ます事、只々有り難く、
美味しいお食事と飲み物で、ご自分と回りの方々を、慰労して頂きたいと存じます。
蝉は、ジイジイと行く夏を惜しむかのように鳴き、
夕陽は、まだ青い空の色を残し、静かに輝きながら沈んで行きます。
輪廻の渦の中、今日も生かされ許され大きな感謝!!
誰が貼ったのか、フロント裏の事務所の掲示板、
コピー用紙に印刷された、マザーテレサの言葉。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
暑く忙しい毎日の、一服の言葉の清涼剤、
こころを亡くすと書いて、忙しい。
私も、一歩踏みとどまる事の出来た、瞬間でした、。
どなたかは分りませんが、ありがとう!