吉夢通信
梅見月によせて・・・。
今年も、沈丁花の季節となりまして、
「おはよう」「お帰りなさい」と、朝に夕に、
庭からほのかに漂う、香りの挨拶を受け、
このひとときだけでも、幸せな気分が増します。
昨年の9月からの数々の災害を乗り越え、
今年は心機一転!!と、はやる気持ちを抑えて、
令和2年の新春を迎えましたが、
観光業、旅館業全般を大きく揺るがす、
新型コロナウイルス感染症・・・。
厳しい・・の一言ですが、「この時踏ん張らないと!」の気持ちで、
気合いをいれて、なんとか毎日を過ごしております。
今は、一日も早い終息を、祈らずにはおれません。
そのような中、台湾からフレッシュな4名の方(内1名は3月に)が、
3年の就労ビザで、海を渡り吉夢の仲間入りに。
それぞれに付く客室係の先輩お姉さん方も、立候補という思い掛けない形で決まり、
本人達が書いた、志望動機の書類読ませて頂き、
先日のルーム会議の折も、皆が、
「自分もまだ不完全だが、教えながら、共に学び成長していきたい」と、
異口同音に言って下さり、
またまたおばさん?いやいやおばあさんは嬉しく、
胸熱くなってしまいました。
社長も、「自分の仕事をしながら、大変な中、一銭の得にもならない事を、
進んでやって下さり、ありがとう!」と、打ち合わせ会議での冒頭の挨拶、
素晴らしい!キラキラ輝いている!吉夢スタッフ!!
篤い志の皆に支えられて、4月には5名の新卒を迎え、
吉夢はまた更におもてなしに磨きをかけ、共に成長していきたいと、
「新型肺炎もなんのその!!」と、
笑顔で、お客さまをお迎えしたいと存じます。
ほら、春はもうすぐに。
今日も生かされ許され、大きな感謝!!
先日、日蓮聖人御降誕800年の前年祭として、
大本山誕生寺さんで行われました、「第1回お題目サミット」
「お題目をお唱えするすべての教団が、教義・主義・主張の垣根を越えて、
純粋な気持ちで、日蓮聖人が弘めて下さったお題目をもって、
その誕生の地である小湊に、兄弟姉妹一同が集い、
お題目を捧げ、日蓮聖人の御降誕をお祝いしましょう」と、
第84世石川日命貫主様が、発起人となり、
尊いお題目をあげる日蓮宗他、各教団が、一つに集い、意見交換し、
共に助け合い、「南無妙法蓮華経」の広宣流布と、
世界平和に向けての、精進を互いに誓い合う、
意義深い会合が行われました。
そもそも昔より、人を幸せに導く為の宗教が、
「自分の教え、教団だけが、正しい。」という排他的な思い込みから、
宗教戦争が生まれ、殺戮も厭わない争いにまで、発展しております。
生きて行くうえで、仕事でも、信仰でも、スポーツ、趣味、ボランティア等、
様々な活動で、自分を磨く。
それを、山登りで例えれば、登り方は様々あっても、
目指す、到る頂上は、皆同じ場所であると、
確かに思える、今日この頃でございます。