吉夢通信
霜月によせて・・・・・・。
一朝ごとに、秋は深まってまいりました。
誕生寺のお会式も終わり、
今年も、社長と二人、
山梨県身延の、七面山に登詣修行に、行かせて頂きました。
一歩、一歩・・・・。
お題目を唱え、汗を拭きながら・・・・・。
只ひたすらに、前を見ながら、
一丁づつを、一心不乱登るのみ。
山門が見えた時の感激!
「あぁ!今年も許された!!」との、感謝!
奥の院で一泊参篭。
精進料理を頂き、御開帳、読経、
何も無いお山の静寂さは、
私の様に、毎日を慌しく送っている者には、
自分を省みる大切な機会となりました。
翌朝、6時過ぎに見事なご来光と富士山を仰ぎ見、
「いってらっしゃい!!」と、
お顔は柔和、魂にはしっかりと精進の火の点いた、
若い素敵なお上人お二人がお見送り下さり無事下山。
帰路の途中、立ち寄った秘湯の源泉の宿に一泊、
羨ましい程の湯量の豊富な素晴しい旅館でしたが、
慢性の人手不足に悩まされているご様子。
ここ数年、吉夢では夢を持って別の道に進み、
一回りも二回りも成長なさってお戻り下さる社員さん、
お産、子育てが一段落なさった方々の、
カムバック、リターン現象が続いております。
社長も、「有り難いな~!!」と、感慨深げ。
私も、可愛いい子には旅をさせろ、去るものは追わずと・・・、
若者の夢と前途を祈る思いで送り出し・・・・。
またふたたびたくましくなって、笑顔で再会出来た時には、
言い知れぬ深い思いで、いっぱいになります。
今日も、お客様の最前線で、
吉夢の大きな原動力になっている事は、
間違いのない事実になっております。
人を愛して親しまれない時は
己の行の至らなさを反省する
人を治めて治まらない時は
己の智の至らなさを反省する
人に礼して答えられない時は
己の敬の至らなさを反省する
( 孟子の言葉より )