吉夢通信
弥生月によせて・・・。
我が家では、桃の花、梅の花、桜の花が、一斉に咲き揃い、
小湊では、この時期恒例のひじき狩りも行われ、
里海里山に、春はいっぺんに、やってまいりました。
このような時期ですが、お陰様で、
4月1日、新たな社員さんを迎え、入社式を執り行います。
また、その日に、息子のお嫁さんの、若女将修行も始まります。
初めての業種、初めての接客業、何もかもが初めて尽くしで、
始めは戸惑う事ばかりでしょうが、
「何でもやります!!何でも教えて下さい!!」と、やる気充分、
「有り難いな~!」と、人生のリレーのバトンを渡す相手が、
「貴女で良かった!貴女にめぐり会えて良かった。」と、
初めて大阪で、息子から紹介を受けた時、
不思議と何の違和感も持たず、娘同様に思え、話せた事が忘れられません。
お顔合わせの折、「愛情だけは、たっぷりと育てました。」とお母様。
それが一番、それが何より大切な事だと、只々深くうなずきました。
これから、色々な意味でスタートという方、沢山おられる事と存じます。
私も鬼姑スタート!・・・?
いえいえ、4人タッグを組んで、コロナ対策や、
これから起きる様々な困難にも、立ち向かってまいれます。
今まで長く、社長と二人三脚でしたが、
一気に最強の2人が加わり、4人となりまして、
更にパワーアップして、お客様に、社員さんに心を配り、地域に貢献し、
宿業に専念してまいります。
『散る桜 残る桜も 散る桜』とは、良寛和尚の辞世の句、
私も年を重ね、あちこちにガタが来ておりますが、
頂いた今日一日を、真摯に、精一杯生きてまいりたいと願うこの頃、
今日も、大自然の懐で、生かされ、許され大きな感謝!!
『明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは』 親鸞聖人
私達は、とかく「これは、明日にしよう」「明日でいい」と、先送りしてしまって、
機を逃してしまう事が、多々ございます。
「明日」は「いつか」になり、「いつか」は「永遠に」と・・ならないとも限りません、
思い立ったが吉日との諺もございます。
社長も良く、気になったことは、スルーしない、
何かのシグナルの事が多いからと、良く言ってます。
お客様の命を預かる宿業は、常にこの感とも言えるアンテナを張り巡らし、
良いことも悪いことも、その日のうちに、処理する事を忘れない、
その目が、アンテナが増えたことは、本当に頼もしいと思えます。
『明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい』とは、
マハトマ・ガンディーの金言。
花は散りますが、その根が確かならば、
やがて新しい花は、また実をつけ、新しい花は咲くのですから・・・。