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吉夢通信

吉夢通信

陽春によせて・・・・・・。

2011年04月26日
posted by 吉夢

観光業として、激動の3月、4月を駆け抜け、

気が付けば若葉萌える、新緑の5月の声を聞く季節となりました。

暖かい日なら安心し、大雨となれば何やら胸が騒ぎ、

寒い日は彼の地はもっとお寒いのではと、

思いめぐらす事が日常となりました。

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東京の娘からの電話で、母校でのお御堂で行なわれたイースターに、

参加してきたとの事。

復活祭とも呼ばれる式典はまず、

「おめでとうございます」から始まるという。

イエス様が十字架にかけられ、墓より復活したといわれる日ですが、

他の意味合いもあるようで・・・・・。

長い冬が終わり、草木に再び生命が甦る喜びを表したものでもあるとも・・・。

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震災後、関東近辺、吉夢を含め皆、旅館・ホテル業はキャンセルの嵐に見舞われ、

大きなダメージを受け、2次被災地となっていると申しても過言では無い状態です。

ご心配下さり、お問い合わせ下さる方、

わざわざ、おしてご宿泊におみえ下さるお客様には、

只々有り難く、手が合わさる思いでお迎えし、

先日も、福島のお客様が、

「一晩ゆっくりと休む事が出来ました」と言ってお帰りになられ、

宿冥利に尽きる言葉を頂き、こちらの方が元気を頂戴いたしました。

そんなご縁の一つ一つが、

今の吉夢を支え、押し上げて下さっている。

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テレビで 津波に流され、生還された数人の方々が、

口々におっしゃられた同じ言葉は、「運が良かった!!」

それでは、運とは何か・・・・?と、思い巡らす。

今頂いて在る、この生命の意味を、もう一度再認識し、

私も大いなるものに、許されながら生きている我が身を、

今一度甦ったような、神聖な心持ちで、

吉夢の復活、再生に力を注いで行きたいと強く心に留める今日この頃です。

社員さんと共に、満面の笑顔で、沢山のお客様をお迎え出来る日も、

決してそう遠くは無いと、信じて・・・・・・。

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       人生離別なくんば、

                 誰か恩愛の重きを知らん。  

                            ( 蘇東坡 全集より )