吉夢通信
霜月によせて・・・・・。
ここのところ、めっきり日が短くなってまいりました。
今日の夕日は綺麗だからと、
カメラを取りに急ぎ事務所へ、いざ・・・と向けると、
残念にも、秋の夕日はつるべ落としとは、良く言ったもの、
あっという間に落ちていて、何度かシャッターチャンスを逃してしまいました。
今年は、1月から公私にわたり、激動の1年の始まりでした。
まだ、あとカレンダーは1枚残っておりますが、何しろ色々有りすぎまして・・・。
3月の震災は、私に想定外の問題を、
これでもか!これでもか!と、見せ付けてくれ、
これからの厳しい季節、東北の被災地の方々を思いますと、
私などが、風評被害などと、弱音をはいてはいられません!
今年は、日本各地はおろか、
世界中が揺れ、また水の被害にみまわれた年でもありました。
当たり前=当然=普通のこと、ありふれていること。
ちなみに、日頃から私が、一番使わない言葉でしょうか。
何で?と・・・と、問われても、何ででしょうか?
1つ言えるとすれば、
当たり前なんて、何一つ無いと、50数年否、60年近くを生かされ、
身を持って感じる事だから、理由などわからないのです。
そして、今年はまた更にその思いを強くさせられる出来事ばかりに遭遇し、
体験を積ませていただきました。
最近、娘が教えてくれた、
73歳の加山雄三さんの年齢を感じさせない若さの秘訣は、
「三冠王」ならぬ・・・『人生の三感王』
1 何事にも関心を持つこと
2 いつの時でも感動すること
3 全ての事に感謝することを忘れないこと
そうですよね!そう生きたいですね!
常に反省からの学び、
そして、いつもどんな時でも感謝を忘れずに、
前を見て、進んで行きたいと思う今日この頃です。
1日1感謝!!
もしこの地球から夜空の星が見えなかったら、
現在の人間の宇宙への理解というのはどのようになっていたでしょうか?
現在の科学が解き明かしてきた宇宙の姿には程遠く、
また、人間の想像力も今ほど豊かに発達しなかったのではないでしょうか。
人々は長い間星を見上げることで、
「自分たちはどんな世界に住んでいるのか」を考えてきたことがわかります。
だから星空がみえていて、ほんとによかった!と私は思います。
現代の天文学は、この広い宇宙が、
実は「自分につながっているんだ!」ということを、
私達に教えてくれました。
私達の体をつくっている「元素」は、
星の死がなければ、生まれなかった、ということを。
そして、「宇宙を知ることは、私たち人間を理解すること」
( 山梨県立科学館 天文担当学芸員 高橋 真理子女史 書評より抜粋 )
( 天台宗 荒 了寛師 )