吉夢通信
花見月によせて・・・。
花見月とは、良く言ったものですね、
庭の芍薬の大輪が、今年も見事に咲きました。
2班に分かれましての鹿児島への社員旅行も、
皆元気に、無事帰って来れまして、
社員さんの「楽しかった~!!」の一言に、
こちらも、ホッと安堵いたし、
社長は、もう来年は何処にしようか?等と話してまして、
日頃、頑張って働いて下さっている社員さんに、
1年に1度、喜んで頂ける旅行をと、
毎年々、練に練って、企画致します。
今年は、100選でお会いしました指宿の白水館さんに、
ご無理申し上げ、勿体ない程の歓待を頂きまして、
砂風呂、温泉、お料理等すべて良しの名旅館を体験させて頂き、
何もかも・・私も、社員さんも刺激を頂きまして、
また今日からの活力となりました。
今年の新入社員さんも、若いって素晴しいです、
短い旅行で皆と打ちとけあい、
帰ってからも、毎日元気に明るく働いて下さってます。
お宿の前に行かせて頂いた知覧特攻平和会館は、
日本人ならば一度は訪れたい所、
私も今回念願叶いまして、お参りも出来ました。
バスの中での、ガイドさんの説明も歌も素晴らしく、
20歳前後の若者が、
夢も希望も愛する家族への思いも全て捨てて、
お国の為にと身を投げ出して、
その犠牲の上に、今日の、私達日本の平和があることを、
決して忘れてはならないと・・・、
振り返るよすがとなりました。
房総は、いつも書かせて頂きますが、
東京、神奈川の大都市からアクアラインを渡りますと直ぐ、
大自然満載!!
君津の山々を走り抜け、鴨川に入りますと、
見えて来るのは、大きな外房の青い海、緑萌える山並み、
旅行には持って来いの季節到来!!
今週末からは、5月のゴールデンウィークに入り、
近隣の施設でも、色々な催し物が沢山予定されており、
私共吉夢でも、ほんわか温泉、季節のお料理、爽やか笑顔で、
社員一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
補足となりますが、最近お食事の時はお椅子が良かった!と、
ご希望のお客様が増えてまいりました。
どうぞ、ご予約の折、一言お伝えくださいませ、
出来うる限り、お客様のご要望にお応えしたいと存じます。
潮風薫る空の下、平和の有り難みを感じつつ・・
今日も生かされ大きな感謝!!
あんまり緑が美しい
今日これから
死にに行く事すら
忘れてしまいそうだ。
真青な空
ぽかんと浮ぶ白い雲
六月の知覧は
もうセミの声がして
夏を思わせる。
作戦命令を待っている間に
小鳥の声がたのしそう
「俺もこんどは 小鳥になるよ」
日のあたる草の上に
ねころんで
杉本がこんなことを云っている
笑わせるな
本日13時35分
いよいよ知ランを離陸する
なつかしの 祖国よ さらば
使いなれた万年筆を かたみ に送ります。
(富山県 枝 幹二大尉 22歳 )
宮川三郎さんは出撃の前夜、
わたしのところにあいさつに来られ、
「明日わたしは沖縄に行き、敵艦をやっつけてくるから、
帰ってきたときには、宮川、帰ってきたかと喜んで下さい」と言うので、
「どんなにして帰ってくるの?」と尋ねたら、
「ホタルになって帰ってくる」というのです。
そしたら、約束の時間にホタルがやってきたんです。
富屋食堂の裏に小川が流れていたんですが、
そこに、一匹の大きなホタルがやってきて、白い花にとまったのです。
本当に大きなホタルでした。思わず、みんなに、
「このホタルは、宮川サブちゃんですよ」と言ったんです。
そして、みんなでそのホタルを見ながら『同期の桜』を歌いました。
(新潟県 宮川三郎少尉 20歳 特攻の母 鳥濱トメさんの話より)