吉夢通信一覧 女将
睦月によせて・・・・・・。
こちら房総でも、雪が降りました。
ここのところに来て、本当にお寒いですね。
皆様の方は、いかがでしょうか。
お正月気分もそろそろ抜け、
いよいよ平成24年の幕も上がりました。
先日、東京に所用があり、
その時に入ったお店で、お顔は見えませんでしたが、
隣のお席のお一人で入られた女性の方が、
わさびは苦手で見るのも嫌だと、
強い口調で、店員の方に話しておいでで、
翌日入ったお蕎麦屋さんでも、
お一人で来た女性の方が、
「早く水をちょうだい!」っと言って、
お昼時の忙しい店員さんを、あたふたさせておりました。
「物も言いようで角が立つ」と、良く言われますが、
もったいないなぁが、素直な感想です。
宇宙の真理と申して良いのか・・・少し微妙ですが、
私は、常々自分で勝手に言っていますが、
この世の中、ブーメランの法則だと思っています。
そうです!そのブーメランです。
自分が投げかけたものは、全て自分に帰ってくる。
行動も言葉も、等しく同じだと信じています。
《 自分で撒いた種は、自分で刈り取る 》 と同じですね。
自分の発した一言は、行動は、
ちゃんと、律儀に自分に返って来ます。
今年に入り、年頭に心に刻んだのも、
つとめて美しい言葉を使っていこう!でした。
言葉は生きています。
大事に使わせていただけば、
その時々を、気持ち良く過ごすことが出来ます。
人を勇気づけ、励まし、癒す事も出来ます。
当然、反対にも使え、
人の一生を左右させる事も出来てしまうのです。
年を重ねるほど、上に立つほど、
その言葉に重みが加わり、
だからこそ、実るほど・・・・なのだと折々に気付きを頂き、
清く、謙虚に、大事に扱っていきたいと、
年の初めに祈る今日この頃です。
昨年末、ホームページリニューアルの件、
お話させて頂きましたが、
やっと、試運転開始いたしました。
まだまだ、あれだけ皆で時間を掛け、話し合いを持ちましたが、
ちょっと気になるところの修正をさせて頂いておりますので、
2月1日引越し完了!
晴れてお目見えとなります。
今年も、若いフレッシュなスタッフにエネルギーを頂きながら、
共に、吉夢通信発信してまいります。
気楽にご愛読いただけましたら幸いと・・・・。
何卒宜しくお願い申し上げます。
年の初めもやはり感謝!!
【人の一生の終わりに残るものは、
われわれが集めたものではなく、
われわれが与えたものである。】 ジェラール・シャンドリ
「続 氷点」三浦綾子著に出て来る心に残る言葉から
( 天台宗 荒 了寛師 )
中山大荒行堂 初詣り
毎年の恒例となりこの参拝が、
私の1年の元気の源、原動力と申しても過言ではない、
大本山 誕生寺さんの、中山 法華経寺大荒行堂初詣りに、
昨日、行かせて頂きました。
日蓮宗の方なら、皆さんご存知でしょうが、
700年間受け継がれる歴史ある、
世界三大荒行の一つともいわれ、
11月1日に入堂、翌年2月10日までの100日間、
早朝2時半起床、
暁天3時、6時、9時、正午、3時、6時、11時の計7回、
3時間毎に、寒水で身を清める水行。
お食事は、朝夕2回、梅干1個と白粥。
不眠不休で、むしろの上での写経等、修行三昧。
声はかすれ、あかぎれ等、過酷なまでの修行をなさっていらっしゃるお上人方に、
こちらも身の引き締まる思いで、
力強いご祈祷をいただき、
いつも、なにかさっぱりした心持ちになるのは、
私だけでは無いと感じ、鬼子母神様をお参りして、
中山を後にいたしました。
今年も、参拝が叶い、許され、有り難い1日に、
心から感謝!!
あと20日余り、
はれてご成満心よりお祈り申し上げます。
みぞれ降る中、 帰りに立ち寄り、御開帳頂いた柴又帝釈天 題経寺さんにて。
日 本 再 生
想像を絶する大災害に見舞われた、
2011年が明けました。
あらためて、東日本大震災によって、
亡くなられた多くの方々の、ご冥福をお祈りするとともに、
被災され、今もなおご不自由な生活を余儀なくされている方々に、
心よりお見舞い申し上げます。
私達は深い哀しみと困難を経験することになりましたが、
同時に、日本人の素晴らしさ、力強さ、温かさも知りました。
一日も早い復興を願います。
さて、私共千葉県観光業界も震災以降、
原発の風評被害等により、大変困難な時代を迎えました。
吉夢においても、大幅な売り上げの減少に伴い、
多くの社員さん、パートさん、お取引業者さんに、
多大なご迷惑をお掛け致しました。
この想定外の危機を乗り越えられたのも、
ひとえに、メーンバンクさんの強力なご支援と共に、
吉夢のファンの皆様のご協力の賜物と、
この場をおかりして、御礼申し上げます。
このような大変な時期、7月にずれ込み入社された、
6人の新人さんが、無事全員、
元気に新年を迎える事が出来、
女将共々感謝しております。
また、これから増えるであろうインバウンドのお客様に対応し、
城西国際大学を9月に卒業した女性中国人スタッフと、
中国人研修生を採用し、
新しい市場の開拓に向けてスタートいたしました。
本年もより一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 吉田 幸司
整いました・・・・・。
今日は朝からフル回転で、
お正月のしつらえに、館内を走り回りました。
そして、毎年恒例のロビーの鏡餅のお飾りは社長みずから悪戦苦闘、
いつも忘れずにお送りくださる、
羅臼の中谷漁業さまからの昆布は、
ちょっと見られない立派なお品です。
カラコールのお食事処は、調理部長作。
見事な出来栄えに、しばらく見惚れて・・・。
私は、ロビーの花を活け、
各お部屋を見てまわり、
今日も太平洋に沈む夕日、何とか撮れました。
海水もここの所、透明度を増し、
残すところあと2日となり、特に今年は感慨無量です。
山はあおき故郷・・・・・水はきよき故郷・・・・・。
なぜか心に浮かんできました。
どうか、日本が、世界が、地球があたたかな光にみたされ、
争いのない愛にみちた星となりますように・・・・
願ってやみません。
2008年12月から始めた吉夢通信も、
お陰様で、まる3年。
スタッフと、折々の館内の出来事、
近辺の観光イベント、施設等ご案内してまいりました。
只今、吉夢のホームページがもっと皆様に、
見やすく、分かりやすくを主眼に置いて、
色々なプランを直ぐにご覧頂けるよう、リニューアル作成中です。
来年1月半ばには、お目見え出来るかと、
最終打ち合わせにかかっております。
今後とも、引き続きご愛読頂けますよう、
お願い申し上げます。
感謝!!
天台宗 荒 了寛師
暮古月によせて・・・・・。
今年も余日少なくなりました。
吉夢の重大ニュースは、
やはり後にも先にも、東日本大震災をおいて浮かびません。
お陰様で通常の生活に戻りつつある私達とは裏腹に、
いまだ、多くの困難を抱えて生活をおくられている、被災地の皆様のことは、
決して忘れてはいけない、風化させてはならないことでございます。
3月12日からのキャンセルの嵐、
ガラーンとした館内は、閉館時の遊園地の様・・・。
お客様がいらして、社員さんが走り回って、
音がして、匂いがして、活気があって、
それが・・・計画停電、節電と、すべてが遮断され、
ホテルは生きものだと、つくづく思い知らされた早春でした。
日蓮聖人が佐渡に流され、
住居として与えられたのは、
死人を捨てる塚原の中のあばら屋のお堂で、
わずか畳二枚の広さで、衣食にも事欠き、
吹き込む風雪を蓑を着てしのぐという毎日の中で、
ご聖人は 『私は日本第一の富める者』 と、おっしゃられたとか。
私にとりましても、何ひとつとっても無駄の無い学びの年となり、
辛く、困難と思える道を歩めば歩むほど、
折々に出会う、ひと様の情けが身に沁み、自然と手が合わさり、
次のステップへの、地固めともなる充実した1年を頂けたと、
感謝で振り返ることのできる、
有る事が難しい、有り難い年となりました。
激動の年の終わりに、
今年一年、賜りました数々のご厚情に、深くこうべを垂れ御礼申し上げ、
来る年が、皆様にとりましても、
実り多い年になりますよう、祈るものでございます。
只々 感謝!!
お前はお前で丁度良い
顔も体も名前も姓も、それはお前に丁度良い
貧も富も親も子も、息子の嫁もその孫も
幸も不幸も喜びも、悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は、悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度良い
地獄へ行こうと極楽へ行こうと、行ったところが丁度良い
うぬぼれることも無ければ、卑下することも無い
上も無ければ下も無い、死ぬ月日さえも丁度良い
御仏と二人連れのこの人生が
丁度良くないはずが無い
お前にそれは丁度良い
( 禅僧 良寛和尚 )
( 大本山 誕生寺境内 波の伊八の館 )
( 天台宗 荒 了寛師 )