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吉夢通信

吉夢通信一覧 女将

神楽月によせて・・・・・。

2009年11月11日
posted by 吉夢

年を重ねた証拠でしょうか?

月日の経つのは早いもので、カレンダーも、残すところ二枚となってしまいました。

昨年来の、アメリカ発の金融危機の影響を、いまだ引きずり、

また、大流行の新型インフルエンザも、

まだまだ、これから余談を許さない状態です。

こういう時こそ、「上を向いて歩こう!!」と、

毎日、下向き加減では、折角の福が、

頭の上を、通り過ぎてしまう気がします。

10月9日 056

宗祖日蓮大聖人御降誕の地小湊では、

12日、誕生寺に於きまして、第782回の御会式が、執り行われます。

池上で御入滅以来、そのご命日に、

ご遺徳を偲び、報恩感謝の誠を尽くす法要が営まれます。

日蓮聖人の御書に、

『矢の走るは 弓の力

       男の仕業は 女の力なり』

と、本当に味わいのある言葉でございます。

殿方が外の世界で十二分に、力を発揮出来るのは、

家を守る奥様がおられての内助の功。

最近では、記念日にご夫妻でご来館され、

ご主人様のサプライズで、お花やケーキのご注文を頂き、

吉夢からは、夕食時に、ワインのプレゼントをさせて頂いております。

相性とは、合わせ性と、どなたかがお話下さいました。

10月9日 037

今年も残りわずかとなり、

私も、館内でも、家庭においても、

ごく当たり前と思っている諸々の事に、

もう一度、まわりのお陰様を、

噛みしめたいと思う霜月の今日この頃です。

時雨月によせて・・・・・・。

2009年10月14日
posted by 吉夢

花

雲高く、路地のコスモスは風に吹かれ、

金木犀芳しく香るこの頃、小湊の山の木々もすっかり秋らしくなりました。

花2

今週末も、業務連絡会議、

幹部会議と、予定されている。

業務連絡会議では、各セクションの責任者が、

月に1度、日頃感じている事、

思っている事、他の部所にも知っておいて欲しい事、

何か良い考えはないか?と、言った問題提起が、

話し合われる。

皆さんの忌憚のないところを、聞かせて頂き、

改善しあう、大変有意義な話合いになるので、

私は、いつもこの会議を楽しみにしている。

毎日、お客様をお迎えしていれば、

色々な問題は当然起きてきますし、

それを、どのように解決していくか?

どのようにしていけば、その問題は起きずに済むのか?

大事な話し合いの場です。

十人寄れば・・・・・。

そう二十人近く寄れば、素晴しい解決の道が・・・、

皆が必ず良い方向へ、導いて下さいます。

昔より、名将の陰に、名参謀ありきと謳われ、

上杉景勝には、直江兼続、石田三成には、島左近と、

これがまた卓越した、今の世に残る将として、

歴史に残るブレーンです。

わが吉夢にも、

見渡せば、各部所にキラリと光る名将ありで、

日頃、社長や私を、しっかり支えて下さる、

心強い後ろ盾がおられます。

人は石垣、人は城・・・・

どんなに文明化され、機械化されても、

旅館業は、とどのつまり、

人が要で、人が守り、人が動かしていくお商売!

気の置けない仕事ですが、

また、表裏一体、反対側から目を凝らして観れば、

やりがいのある、あきずにやらせて頂く、商い。

今日も、コスモスの花の様に、

私も置かれたところで咲きましょう!!

中秋の名月

2009年10月03日
posted by 吉夢

今日は十五夜です。

雨もやみ雲間からは夕日を見るこることが出来もしかしたら、お月様を見ることが出来るかもとちょっと期待しているところです。

当館でもお団子と女将が採っていてくれたススキを飾りました。

お月見2 お月見

皆さん知っていましたか?

十五夜とは旧暦の8月15日のことで、ちょうど秋の真ん中にある夜のことをさしていて、ただ月齢の関係でピッタリ満月の日と合うことが少ないんだそうです。

そして今年の満月は明日だそうですよ。

くま太郎 本日のブログ担当 ☆hito☆でした

菊間月によせて・・・・・・。

2009年09月19日
posted by 吉夢

コスモス

活気みなぎる夏が去り、海辺からは、パラソルも消え、

あっという間に9月も半ば、

朝、晩凌ぎやすい季節となりました。

ホテルの中も、皆で乗り切った夏の余韻を残しながらも、

モードは、個人のお客様から、

団体のお客様へ・・・。

紫雲通り1

夏の間、しばらくお休みしていた、

3階の各宴会場のご案内の灯りがともり、

私のご挨拶廻りも、始まりました。

拙い話にも、時には拍手まで頂戴し、

お客様とのふれあいが、

未熟な私を、女将の道へと、

導き、育てて下さっている事を、

肌身で感じる有り難いひと時です。

客室係りの社員さんが、

また、遠く家族、国を離れて一年間、

語学を学びながら、働いて下さっている、中国の研修生の方達が、

毎日ホテルの最前線で、

お接待して下さっている姿を見る時、いや、見させて頂く時、

この子達の、肩をたたいて、有難う!お疲れ様!お願いします!と、

思わず口から出てしまう毎日です。

気を使い、身体も使う客室係の方達を、

少しでも、楽に、働き易い職場にしたいと、

多くが、午後出勤を主体とした、

新しいシステムを取り入れ、

それが、今、吉夢を支える、原動力となっており、

他の部所でも、従来の考えに捉われず、

変革出来る所は、して行きたいと思っております。

お越し下さるお客様も、

働いて下さる社員さんも、

それを舵取りする会社も、

皆がハッピーが一番!!

三者三様得!!

これこそが、ホテルを良い方向へ、明るい方向へ、

導いて行く源となる事を、

信じて疑わない今日この頃です。

草津月によせて・・・・・・・。

2009年08月10日
posted by 吉夢

残暑お見舞い申し上げます。

八月は祈りの月・・・・・。

64年前のこの月、

多くの涙の中より、今日の平和な世の中が生まれました。

こちら小湊でも、毎年恒例、誕生寺さんの灯篭流しが行われる。

妙の浦から内浦湾に灯篭が流され、

「南無妙法蓮華経」のお題目に、

召された幾万の方々が灯りなって、波間に浮かぶ・・・・・。

観光業は平和産業と、私は常々思っています。

笑顔でのお迎えから始まり、

「また、来ます!!」 その一言に喜びを頂き、

吉夢のスタッフは、今日も暑い夏をもろともせず、

汗を拭きながら、全力で向かってます。

お陰様で来年は、先代 吉田重周より、

旅館創業80周年を、迎えさせて頂く。

小湊 吉田屋旅館、ニューこみなとホテル、ニュー小湊ホテル、

満ちてくる心の宿 吉夢    屋号は変われども、

お商売の要は、何一つぶれずにしっかりと継承され、

また、これからもそうあり続けたいと、強く念じる。

社長が、常々私に諭す、

「井戸を掘った方への感謝を忘れない」の言葉通り、

今までに頂戴した数々の御恩を忘れずに、

謙虚に歩んで参りたいと思います。

八月は感謝と祈りの月・・・・・・。