吉夢通信一覧 未分類
梅見月によせて・・・。
寒い日もあり、暖かな日もありの毎日ですが、
やはり確実に春は、近づいてまいりました。
卒業のシーズンになるといっせいに香りを放つ沈丁花、
昨日、ロビーから出てお迎えに玄関に立っておりましたら、
どこからか風に乗ってほんわか・・・。
「この香り何でしょうか?」「沈丁花のいい香りよ♪」
なんて、客室係の子と話しながら、
春の到来が待たれる季節となりました。
昨日、誕生寺にまいりましたら、
祖師堂脇の河津桜が満開の見頃となり、
参拝の皆さま揃って上を見上げて眺めておいででした。
テレビでも、新聞でも、
中国からの観光のお客様の爆買い等、
連日のように報道されておりますが、
『爆買い!』何か失礼な気がして、あまり良い響きではないですね!
私が、まだ東京でOLをしていた遠い昔、日本でも海外旅行が流行り始めて、
先輩の方が、フランスに行って、
それこそ行列で、いまでこそ手に入り易い、
有名ブランドのバッグを買い、楽しい旅行だったと言ってらして、
それもついこの間だったような気がいたしますが、
月日は流れ、語学留学も、国際結婚も、
日本に住まわれる外国の方も当たり前となり、
私達の知らない日本をよーくご存知で、
訪ねておいでの外国の方々も、沢山おみえになる日本となりました。
日本に行ったら、あそこに行きたい、あれをしてみたい、
観光から体験型へと、お客さまの要望も変化してまいりました。
吉夢でも、この3日間程シンガポールからのお客様が滞在なさっており、
太平洋を眺めながら、温泉に浸ってまったりしていらっしゃいます。
新宿南口に今春4月4日に『バスタ新宿』なる鉄道駅や高速バス、
タクシーの乗降場が完成と、テレビで報じてました。
今まで分散されていた新宿からの、
日本各地域40都府県を結ぶ高速バス、空港バスが一箇所に集約され、
確か、早朝4時より夜中の1時まで運行との発着所、
(詳細の時間等は、もう一度ご使用の際にお確かめ下さい。)
甲州街道整備工事の資材置き場だった場所の有効活用との事、
海外からのお客様にも、地方へお出掛けの方へも、
より便利な複合施設になると存じます。
色々申してまいりましたが、
食べ物でも、景色でも、おもてなしを含めたサービスでも、
やはり日本を好きになって頂く・・この一点に絞られるかと存じます。
その為に、私共も日々前を見据えて、
お客様の接待に置かれた場所で、磨きをかけてまいりたいと願うこの頃、
新入社員さんも、3月の卒業式を終えましたら、
ピカピカの吉夢スタッフ!!
「お待ちしてますよ♪♪」
沈丁花の香りに癒され、今日も生かされ深い感謝!!
調理場の杉山修斗君が、読売新聞の千葉版に掲載されました事は、
すでに吉夢通信でお知らせ致しましたが、
誕生寺初参りの折、御祈祷頂きましたお上人より、
今年は、昨年まで努力した方の結果の出る年との、お話しを頂きました。
いつも骨身を惜しまず、気持ちよく働いて下さり、
お読みになった方々からの反響も大きく、
頂いた宝を大切に育ててまいりたいと、社長共々思いを新たに致しました。
調理場潜入リポート~刺し場編その2~
調理場潜入レポート~刺し場編その1~の続きです。
前回はカマを落とすとこまででした。
しっぽを切り落とし、腹を開きます。
背を開き、身を取り出す。
5枚おろし(背骨、身4つ)にした身の部分(写真右)を『丁』といいます。
真剣な表情で作業を続けるしゅうと君。
横で別の作業をしながらちゃちゃを入れる助言をする新田さん。
お酒を飲んでいるわけではありません、 ちゃんと仕事をしてるんです。
丁をさらにカットした『コロ』から生臭い血合の部分を取ります。
一コロをさらに小分けにして『柵』をとります。
これを1日ほど置いて熟成させて、色合いをよくします。
最後に刺身にカット。
この部分は動画でご覧いただきましょう。
いかがでしたでしょうか?
最後に、作業の写真ばかりで本人の顔が後ろ向きばかりでしたね。
本日の実演は釣り吉・しゅうと君でした。
ちなみにこれは太刀魚です!
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
希望に満ちた2016年の年頭に当たり、新年のお慶びを申し上げます。
お客様並びに関係各位の皆様には、日頃より温かいご支援を賜り、
心より御礼申し上げます。
当社は昨年、節目となる旅館創業85周年を迎えました。
これを機に、本年は次代に向け更なる飛躍への足固めの年にしたいと存じます。
その第一歩として露天風呂付客室全面リニューアルと
三世代でご利用いただけるファミリールームの新設に着手いたします。
8月の夏休みシーズン前には全室11部屋がオープン致しますので、
ぜひともご期待ください。
先々代の創業以来、85年の間に築き上げた歴史、伝統、施設、料理、それにサービス。
ありとあらゆる物があって、今日の吉夢があります。
このことを忘れずに、感謝の想いを持ち続けていきたいと考えております。
そして、この先もずっとお客様にとって一生の思い出になる様なホテルで在り続ける
努力も併せてしていく所存でございます。
最後になりますが、本年もよろしく宜しくご贔屓の程、
お願い申し上げます。
『満ちてくる心の宿 吉夢』 代表取締役 吉田 幸司