吉夢通信一覧
葉月によせて・・・。
8月も、あと数日となりました。
皆さま、お元気でお過ごしでいらっしゃいますか。
今年は、梅雨から一転、酷暑となり、
暑い中、皆で汗を拭き拭きやってまいりましたが、
ここ数日、驚くほど涼しくなり、
稲穂も頭が垂れて、いよいよ収穫の時期がやってまいりました。
お子さまをお連れのお客さまは、随分と少なくなりましたが、
まだまだ、遅い夏休みをお取りのお客さまで、毎日忙しくさせて頂いております。
先日は、140名の青果市場の団体のお客さまをお迎えし、
久しぶりのご宴会場でのご挨拶、今どきの言葉で申すなら、
超~緊張!!
やはりいつまでたっても、慣れません。
野菜を収めている、農家さんへのご慰労の旅行、
皆さん、この厳しい夏を過ごしていらした面々、
そのお顔は皆、日にやけて、つやつや・・・。
社長さまから皆さまの前で、手前どもへ、
汗のにじんだ、農家さんが丹精込められた見事な野菜の贈呈がございまして、
有り難く々、代表で頂戴いたしました。
お客さま商売は、時として難義で気の抜けぬ事も多々ございますが、
スタッフの皆さんの、元気に無心で明るく働いてくださる姿に、
私も、背中を押されたり、元気を頂いたり・・・。
この夏ほど、皆に支えられていると、実感したことはありませんでした。
この様に書いてましても社員さんから、折々にかけて頂いた、あの言葉、この言葉に、
思い出すと、もう胸が熱くなりまして・・・。
年のせいか最近、涙もろくなりました。
先日も、頂きました口コミに、
『当日は満室とのことでしたが、館内の説明、夕食時の料亭での対応、接客、朝食時でのご案内等非常にスムーズでした。従業員の業務に対する姿勢を見ると、会社に対して帰属意識が高く、しっかりと教育されてる印象を受けた。それらひとつひとつが、おもてなしの心に通ずる良い宿であった。心地よいお時間を有難う御座いました。』
と、ございまして、
会社に対しての帰属意識の高さ・・との、ご表現、
もったいない何にも勝る、社長や私への励みの言葉を頂きまして、
9月に入りまして直ぐに、
夏仕舞い=社員さんへの慰労会を予定しておりますが、
その席で、私からもお礼の一言を、
社員さんにお伝えしたいと思っております。
勿論、まだまだ改善すべきところも、
多々在ることも認識しておりますが、
焦らず、ひとつひとつ・・・良い方向へと舵を進めてまいりたいと存じます。
人生 助け 助けられ・・と、良く耳にいたしますが、
私の場合は、人生 助けられ 支えられの毎日でございまして、
これからも、日々精進してまいりたいものと、
謙虚に思いを強くする今日この頃、
森羅万象、春去り、夏来たり、秋と更かわり、冬と換かわる・・。
大自然の住み人の一員として、今日も生かされ、深い感謝!!
二十年に一度の大祭 式年鳥居木曳祭
8/22・23・24と当館のある小湊のお隣の地区、天津では二十年に一度の大祭『式年鳥居木曳祭』(しきねんとりいぎひきさい)が行われています。
『式年鳥居木曳祭』とは天津神明宮で20年に一度行われている鳥居の建替え神事で天照皇大御神、豊受大神の御分霊を勧請しれ創建された天津神明宮において伊勢の神宮の式年遷宮にならい行われているそうです。
御用材には地元の杉が使われ、杉は旧天津小湊町の町木で鳥居の建替えが行われる昨年の12月に山から伐り出す『神木斧始祭』(しんぼくおのはじめさい・伐採式)が行われ一連の神事が始まり、約9ヶ月間寝かされた後建替えの年の夏、氏子の手によって御用材は数日間かけて天津各町内を曳き巡り天津神明宮に曳き納められます。
曳き納められた御用材は『鳥居木造始祭』(とりいこづくりはじめさい)の後、大工の手によって加工され、今年の10月にある天津神明宮例祭日(毎年10月16日)の前日の10月15日に『鳥居通初上棟祭』(とりいとおりぞめじょうとうさい)が行われ翌日の16日には新しい鳥居が聳えるなか例祭式が行われるそうです。